皮ブーツのメンテナンス
ブーツの洗い方は、素材によって違いますが、皮ブーツの場合、迂闊に水洗いは出来ません。
皮ブーツは普段から手入れを怠らなければ、それ程汚れる物ではありませんが、長く使っていれば、やはりちゃんと洗いたくなるのですが、今までは皮ブーツの洗い方は難しく、専門のクリーニング店に出したりする方もいらっしゃると思いますが、皮ブーツのクリーニング代は結構高くつきますので、出来ることなら自分で洗いたいところでしょう。
しかし皮ブーツを迂闊に水洗いすると、ブーツが硬くなったり、縮んだりしてしまいます。皮ブーツだけに限らず靴につく汚れのほとんどは、泥や汗、あるいはカビやホコリなどの水溶性の汚れで、基本的に水洗いをすれば大抵の汚れは落ちます。
しかし、皮というのはコラーゲンやタンパク質繊維で出来ています。このタンパク質繊維などは、弱アルカリ性である水に弱く、皮を水洗いすると繊維が壊れてしまいます。さらに皮の柔らかさを保たせている脂肪分や、アミノ酸結合水も、水に溶けて流れ出してしまいます。
ですから、今までは「皮ブーツの洗い方に水洗いはNG」だと言われてきたのです。
しかし、最近は皮製品専用の洗剤が、数多く発売されています。
皮ブーツの水洗い
皮製品専用の洗剤は、皮のタンパク質繊維を保護する植物性の有機物のほか、皮の柔軟性を補助する高分子シリコンを配合してあり、この洗剤を使えば家庭でも簡単に皮ブーツを水洗いすることが出来ます。
この洗剤を使った皮ブーツの洗い方は、まず皮ブーツについた泥や汚れを、軽く落としてから、皮ブーツに取り付けられている紐や中敷などの皮以外の外せる部品は外します。後は皮製品専用の洗剤で皮ブーツを洗うわけですが、これは製品によって水に溶かす割合や、詳しい皮ブーツの洗い方が違いますので、使用説明書を読んでもらった方がいいのですが、基本的には洗剤の入った水につけてジャブジャブ洗う事は避けて、ブラシやタワシに洗剤をつけて洗うのがいいでしょう。
ブーツの洗い方 すすぎ方
すすぎはバケツに入れた水にブーツをいれて手早く洗うか、水道の水を出しっ放しにして流水で洗剤を洗い落とします。ブーツの中に小さなタオルなどを詰め込んで洗濯機で脱水するか、乾いたタオルでブーツ全体の水気を十分にふき取って、あとはシューズストレッチャーなどを使って形が崩れないようにして、陰干しすれば家庭でも皮ブーツは柔らかく洗い上げる事が出来るでしょう。
あと、皮ブーツの普段の保管方法ですが、よく買った時のケースに入れて保管する方がいますが、箱の中に入った状態では風通しが悪く、カビを発生させる原因になりますので、きちんと立てて日陰に保管しましょう。